日の丸と涙
サッカーワールドカップでは、試合前に国旗を掲げ国歌斉唱の時があります。サッカーという競技は、英国でアソシエーションという言葉から生まれました。それは、人と人をつなげるものであり、スポーツの本質は、本来そこにあるのでしょう。さらに、それを広くとらえれば、ネイション、国家となります。国旗を掲げて国歌を斉唱する時は、その国家を想う時です。それは国家の歴史を想い、未来を展望すること。日の丸を掲げた近代からのわが国を顧みれば、欧米列強に伍するために、すなわち自国の独立を守るために苦闘して来たことが分かります。戊辰戦争、日清戦争、日露戦争、先の戦争。その歴史に日の丸を重ねると、日の丸は涙を流している。君が代の旋律がそれを彷彿とさせます。しかし、その悲しみに押しつぶされず、希望をもって先人たちは歩んで来た。日の丸の涙の向こうには光がある。そして、この時代に、かつて争った国々とサッカーができる。その平和を噛みしめ感謝をしていく。そこにサッカーをすることの意義があります。今回の日本代表は、日本の誇りを思い起こさせてくれました。
2026/07/03





